連載:孫子の兵法「戦道必ず勝たば、主、戦うなかれというも、必ず戦いて可なり」

 

現場に最大限の責任と権力を与える

ビジネスに活かすポイント♪

必ず勝つという現場の判断があれば上長から「戦うな」という命令があっても戦うべきである。

諸外国で成功をおさめた戦闘は皆そうである。特にローマ軍は現場に指揮権を与えて成功した。

日本は昔から、上役の絶対指示、服従という統制が取れて成功をしてきた歴史があるため、現場の判断が機能しない。

それがだんだんと「出る杭は打たれる」となり、川を逆流して卵を産む鮭や鱒(マス)のようにはなれない。

時代が変わり、現場で小回りや瞬発力が求められる時代にはだんだん適さなくなり、時代についていけなくなる。

企業には「失敗を認める度量が必要」であり、それが出来ない企業は社長ですら責任が取れない。

また、上長の指示に反して、現場が正当な理由で反発したとしても、それは反逆ではない。

 

連載:孫子の兵法「戦道必ず勝たば、主、戦うなかれというも、必ず戦いて可なり」