IoT:Internet of Things(物のインターネット)時代

ソフトバンクグループが、ARMホールディングスを9月末までに約240億ポンド(約3.3兆円)で全株式を買収するというニュースがありました。

ソフトバンクグループの株価が下落しているようで、これは孫社長的には毎回このようなことが起きるが、必ず上昇するとの見通しとのことです。

今日は難しいブログですみません。でも、自分のメモのためにも、難しい今回のニュースを書き留めておきたかったのです。

このニュースは非常に大きなことで、日本の企業が買収したからすごいとか、そういう小さなことではなく、世界的に大きなニュースだと思います。

これから始まるシンギュラリティ(Singularity)と、IoT(アイオーティー)についてです。

 

シンギュラリティ(Singularity)とは?

そもそも、シンギュラリティ(Singularity)とはなにか?

技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん)、またはシンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事とされ、テクノロジーが急速に変化し、それにより甚大な影響がもたらされ、人間の生活が後戻りできないほどに変容してしまうとする未来予測のこと。未来研究においては、正確かつ信頼できる、人類の技術開発の歴史から推測され得る未来モデルの限界点と位置づけられている。

ウィキペディアより

つまり、コンピューターの人工知能が、人間の能力を遙かに超えてしまい、人間の生活が後戻りできないほどに変容することです。

今でも少し実感がありますが、スマートフォン、パソコンによるインターネット時代。

これも、少し前では考えられなかったことですが、ゲームをピコピコしている所から技術が進み、その後、人間の知識の膨大なデーターベースが生まれ、検索エンジンが普及していきました。

昔は、料理を学ぶには、お母さん、お祖母ちゃんから受け継ぐか、せいぜい書籍に頼ることでしたが、今は、すべての情報がネットに繋がっていて、何でも知ることが出来ます。

シンギュラリティ(Singularity)の時期は、2020年の終わり頃、もしくは、2045年頃には、1000ドルのコンピューターの演算能力が、およそ人間の脳の100億倍になるとの予測もあるそうです。

その頃、人間のIQ(知能レベル)が、平均100くらい。かなり頭が良い人でも、200前後と言われています。

しかし、シンギュラリティ(Singularity)となる、コンピューターの知能レベルは、人間のIQに置き換えると、10000になるそうです。

もちろん否定派も多いでしょうが、少なくても、誰かがコンピューターの全世界中のスイッチを切らない限り、人間を超えていくのはあきらかでしょう。

 

IoT(アイオーティー)とは?

IoT(アイオーティー)は、「全ての物が、インターネットに繋がる」物のインターネット革命と言われているものです。

現在は、スマートフォン、パソコンでインターネットに繋がるのがメインです。他にも、冷蔵庫、飲食店のレジとか、工業用ロボットなども繋がっていますが、主役はスマートフォン、パソコンですね。

その主役が、「全ての物」になるわけです。

以前から、バーコードで動物の管理をしたり、IT化も進んでいますが、全ての物にマイクロチップが付いているというのが当たり前になるのが、IoT(アイオーティー)ということです。

あなたの財布、指輪、缶コーヒー、トイレットペーパー、ゴミ・・・・・・など、あらゆる物にくっつきます。

プライバシーの侵害など、他の法律とのせめぎ合いがあるのは確実ですが、おそらく、人間の身体の一部として、物の一部として搭載されるのは確実な方向でしょう。

それは結局、世界中の人間の指導者や権力者にとって管理がしやすく、都合が良いので、庶民のプライバシーの侵害程度では防げないことと思います。

そして、それが一歩間違うことで、人間の能力を遙かに超えたコンピューターの人工知能が、人間よりも権力を持ち、人間を支配するというような未来予測となるわけです。

 

最近、人工知能で言われること

最近、人工知能が暴走したとか、数年後にロボットが人間を襲うなど、科学者、知識人が発言することで、ニュースにもなりましたね。

SFの物語りではなく、もう現実になっていて、何十年後とか呑気なことではなく、もうシンギュラリティ(Singularity)の時代へ向けて、人類はその山を9割くらい登っている状態です。

 

ARMホールディングスとは?

ソフトバンクグループが買収する、ARMホールディングスとは、「ARMアーキテクチャ」と呼ばれる、組み込み機器の設計、ソフトウェア開発をしている会社です。

これにより、ソフトバンクグループは、IoT(アイオーティー)の分野のスタンダードを目指しているというのです。

つまり、これから訪れる「全ての物がネットに繋がる革命」を、ソフトバンクがシェアを一番に握ることで、その世界のプロトコル(方式)や、ルールをも作って決めてしまうということです。

かつて、マイクロソフトが、Windowsでパソコン世界を独占し、パソコンの世界のルールを決めました。現在でも、まだパソコンではWindowsが主流です。

しかし、スマートフォンでは、少し乗り遅れ、アップルのiPhoneやGoogleのAndroidにシェアを奪われました。

そして、インターネットは、パソコン、携帯、スマートフォンの主流時代から、「物のネット主流時代」へとなるため、全世界の9割を占めているスマートフォンのアーキテクチャを作っている会社、つまり、ARMホールディングスを買収したことに繋がるわけです。

かつて、パソコンの分野では、インテルが主流でしたが、スマートフォン分野では、そういえば、インテル入ってる?のロゴが無いのに気づきませんでした。

ARMホールディングスがそんなに凄い会社だとは最近まで知りませんでした。

この夢みたいな構想が、現実になれば、ソフトバンクグループが「物の情報革命」分野で、スタンダード、つまり、シェア独占だけではなく、ルール決めをすることになるわけです。

それを考えれば、一般庶民や中小企業では莫大と思われる、約240億ポンド(約3.3兆円)での買収金額ですが、ソフトバンクグループにとっては安い買い物であるのでしょう。

ソフトバンクグループの孫社長は、ARMホールディングスから、10年前から親交を深め、計画していたとのお話でした。

これは何も日本の会社が素晴らしい!とか、ソフトバンクグループ凄い!という小さな出来事ではなく、今後訪れる「物の革命」のIoT、そして、シンギュラリティ(Singularity)の時代はどうなるのか?という不安もあり、期待もあるお話でした。

ARMホールディングスは、ものすごい会社ですが、この会社はいずれ、どこかと手を組むのは確実なので、ソフトバンクグループだろうが、どこだろうが、一般の庶民からすれば、株価が落ちるとか、上がるとかくらいにしか感じません。

これから訪れる、「物の革命」のIoTのスタンダードが、どの会社が作っていくのかが一番重要で、なるべく健全なものにして欲しいところであって欲しいです。どこかの政府とか、国とか、団体に縛られない、「民主的なもので動いて欲しい」そう願っております。

このニュースで、IoTのスタンダードは、ソフトバンクグループが一歩進んだと思いますが、世界中には、たくさんの優良企業や、お金持ち企業がたくさんありますので、「物にマイクロチップを足す」ことで、競争が激化していくでしょう。

長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

 
 
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